アロマケアとは

アメリカやヨーロッパには、香りを利用する“アロマセラピー”というものがあります。おすすめする「アロマケア」とは、エッセンシャルオイルを利用することで生活にうるおいを与え、毎日をより豊かな気持ちで過ごしていただくものです。これまでアロマケアの世界を全く知らなかったという方でも、私たちは皆、香りに対し何らかの感情的または精神的な反応を示すものだということはご理解いただけると思います。つまり、香りは私たちの生活の一部なのです。

●アロマケアの歴史

6,000年以上も前の古代エジプトでは、現代のエステティックの基礎となるような技術的なマッサージが盛んで、香水、ハーブオイル、バルサム、樹皮などが、防腐技術や宗教的儀式に利用されていました。
アロマケアの利用は、エジプトからイスラエル、ギリシャ、ローマなどの地中海地域全体に広がりました。それぞれの文化ではオイルを使った香料の製造が発達しましたが、時代と共にほとんどの知識が失われてしまいました。この習慣が失われることなく現存する唯一の国はインドです。現在日本のエステ市場でも広く知られているアーユルヴェーダ(インドの民間治療法)は、オイルの使用の最も古い形で、何千年も前に始まって以来、継続的に行われています。
17世紀から18世紀にかけての現代科学の到来により、ほとんどのハーブは失われることとなってしまいました。しかし、1928年、フランスのある科学者によって再び発見されることとなったのです。彼は研究室で作業中、腕にひどい火傷を負い、その瞬間冷たい液体の入ったバケツに腕を入れました。その液体は偶然にもラベンダーオイルだったのです。その後痛みがやわらいだうえ、赤くなったり、炎症を起こしたり、水泡ができなかったことから、アロマケアの力を実感したのでした。
これにより、健康を目的としたエッセンシャル オイルの使用が西洋文明に復活しました。

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