美しいボディとは

年齢を重ねても、はつらつとした印象を与えるボディとは。

●ボディの肌状態

年齢を重ねると、首、デコルテ(胸元)、背中、腕、足などの肌のコンディションが徐々に気になってくるのではないでしょうか。これらボディの肌は、構造自体は顔と同じですが、部位によって皮脂腺や汗腺の数、皮下脂肪の厚さが異なります。胸や背中は皮脂腺が多く、ニキビなどの肌トラブルが起こりやすい部位です。腕や足は皮脂腺が少なく乾燥しやすい部位です。また、首、腕、足は紫外線にさらされる機会が多いため、肌がダメージを受けやすくシワやシミなどの肌トラブルが現れやすい部位です。年齢を重ねるとそれぞれの部位の肌トラブルも増えて気になりがちです。その結果、できるだけ肌を見せないようにカバーするスタイルを選びたくなるかもしれません。しかし、多少のシワやシミがあっても、うるおいが保たれたハリのある肌は、健やかでハツラツとした印象を与えます。首やデコルテ、手足を堂々と見せる軽やかなスタイルを、いくつになっても楽しみたいものです。

●筋肉の状態

ボディの印象は皮下脂肪の下にある筋肉のつき方によって大きく変わります。若々しい印象のボディにはメリハリのあるアウトラインとセパレーションがあります。アウトラインとはからだ全体のシルエットです。男性は逆三角形のシルエットが望まれ、女性はバスト、ヒップにカーブが、ウェスト、股関節、足首などに引き締まりがあるシルエットが望まれます。

セパレーションとは筋肉と筋肉の境目の凹んでいる溝を示します。例えば腹筋の境目もセパレーションの一つです。男性は引き締まった腹筋として「シックスパックス」がよく好まれます。女性は腹筋についてはシックスパックスではなく、うっすらと縦に2~3本線がはいる程度の筋肉のつけ方を好む方が多いようです。また、女性の場合腹筋以外では肩から腕にかけてのくびれ、ヒップから太ももにかけてのくびれがポイントです。メリハリのあるアウトラインで、ポイントとなるところにセパレーションがあるボディは、すっきりと若々しい印象となります。

●姿勢

姿勢はボディの印象を大きく左右します。座骨が立ち、背筋が伸び、あごを引いている立ち姿、座り姿は、すっきりと美しい印象を与えます。気をつけたいのはスマートフォンなどを見るときの姿勢。知らず知らずのうちに背中を丸め、あごをだした姿勢となりがちで、このような姿勢は美しくないだけでなく、健康に良いことはなく骨や内臓に負担をかけ、病気を引き起こすもとにもなりえます。

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