地球温暖化とは

私たちの生活に大きく影響する気候。世界中で議論されている地球温暖化について理解を深めましょう。

●地球温暖化の仕組み

人類が石炭や石油などの化石燃料を大量に燃やす生活をするようになった、産業革命の頃から地球の温室効果ガスが増えてきています。このような人間の活動由来の温室効果ガスに加えて、自然由来の火山活動、海洋や大気の循環といった要因、森林の伐採の増加などが組み合わさって、地球の気温が上昇してきている現象を地球温暖化と呼んでいます。

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●温室効果ガスとは

地球を覆って温室のような状態にするガスのことを、温室効果ガスと呼びます。人間の活動による温室効果ガスには、工業化が進むことで増えた大気中のCO2、メタンやオゾン、一酸化窒素、フロンガスなどがあります。自然由来のものとしては、湿地などで枯れた植物が分解されるときに発生し、また、動物のゲップにも含まれるメタンがあります。農耕や牧畜が盛んになりメタンが増えていることも、温室効果ガス増加のひとつの原因になっています。これらの温室効果ガスがあることで、地球が冷えすぎない適度な温度(14℃)に保つことができているのですが、CO2が急激に増えていることから、温室効果が高くなりすぎている、また、今後さらに高くなっていくのではないか、ということが問題となっています。

●気温の上昇

過去100年のデータをみると、世界の年平均気温は一直線にあがり続けているわけではなく、細かく上がったり下がったりを繰り返しながら、1891年以降100年あたり0.68℃上昇しています。短期的にもここ20年ほどの変化をみると、徐々に気温が上がってきていることがわかります。
日本においては、気象庁のデータでは、100年あたり約1.14℃の割合で気温が上がっていて、上昇傾向にあります。大都市ではヒートアイランド現象もあり、さらに気温が上昇する傾向がみられます。ヒートアイランド現象とは、アスファルトで舗装されビルが多く立ち並ぶ都市でおこる現象です。草や樹木は日陰をつくり、土には水分が含まれるので、水分が蒸発するときに周囲から熱を奪い気温を下げますが、アスファルトは太陽からの熱ですぐに熱くなり、地上の空気も暑くなります。さらにビルなどの建物は昼間に太陽熱を吸収し、夜に放出することから、夜になっても気温が下がりにくく、また、建物が立て込んでいると風通しが悪く、さらに気温が下がりにくくなります。

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●異常気象との関連

日本では、熱中症などの健康被害が心配となる最高気温35℃以上の猛暑日や、最高気温30℃以上の真夏日、最低気温が25℃以上の熱帯夜が増加し、最低気温ゼロ℃未満の冬日が減少してきています。年間の総降水量の増減は見られない一方で、大雨の日が増え、降水日数は減っています。台風に関しては、毎年の発生件数の変動が大きく、増加または減少傾向のどちらかであるとはいいがたい状況です。これらの気候の現状が、地球温暖化の直接的な影響によるものと断言はできないとしても、なんらかの関係性があるのではないかと研究が進められています。

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