セルフフットケア2
●リフレクソロジー
足を揉みほぐしたり刺激したりすることにより、からだ全体の機能に働きかけることがリフレクソロジーです。リフレクソロジーには二つの効果があります。一つは、足を揉み柔らかくすることで、足からの血液循環が促されることです。冷えやむくみも解消できます。二つ目は、主に足の裏の「反射区」と呼ばれる部分を刺激することで、反射区に対応したからだの器官の各機能が高められることです。これら二つの効果で、からだの不調の改善と健康維持が期待できます。反射区マップを参考に、リフレクソロジーを実践してみましょう。
まずはからだの中の改善したい器官に対応する足の反射区を、反射区マップで探します。東洋医学で言われるツボはピンポイントで位置を表しますが、反射区は大きめのゾーンで位置を表しています。その部位を指やマッサージ棒で刺激します。苦痛を感じないよう自分に合った力加減で押してみましょう。またマッサージ用オイルを使うと指がよく動いて揉みやすくなります。入浴後足が清潔な状態のときに好きな音楽を聴きながらリラックスした状態で行うと良いでしょう。そしてマッサージの後は、代謝が促進されているため水分を取ることを忘れないようにしましょう。
●靴の選び方
足のトラブルの多くは合わない靴を履くことによるものです。トラブル予防のためにはまずは足に合った靴を選ぶことです。大きさ(長さ)、幅、甲の高さなどいずれも大切です。合わない靴はタコ、ウオノメ、巻き爪、外反母趾などのトラブルを引き起こすだけでなく、足の疲れやむくみの原因にもなります。大き過ぎても小さ過ぎても良くありません。特につま先が細くなっているパンプスは指先を圧迫し、骨や皮膚に負担がかかり足の変形を引き起こす場合が多くなります。また靴の幅が広いと甲の部分で足を支えられず、足先に負担がかかってしまいます。靴底が薄いと足に衝撃が伝わり疲れやすくなります。
足に合わない靴は履かない方が良いですが、履く場合はできるだけ履いている時間を短くし脱いだ後は疲れた足をほぐしましょう。インソールや靴底パッドなどを上手に活用するのも良いでしょう。