ファンデーションの基本2
●ベースメイク前の保湿ステップ
化粧水をたっぷりとコットンにとり顔全体の肌になじませます。目頭、まぶた、目じり、小鼻、鼻の下、口の周りは中指と薬指を使って力を入れないようにやさしくなじませます。このような細かい部分も、しっかりとうるおってないと、ファンデーションがきれいにつきません。表面に水分が残っていると次に使う乳液などがなじみにくくなり、化粧崩れの原因にもなりえます。コットンでつけたあとよく手のひらでなじませます。
次に乳液は手のひらに適量をとり、特に乾燥しやすい目の周り、口の周りから指先でていねいになじませます。手のひらに残った乳液を顔全体にのばします。そのときに、肌表面にべたつき、ぬるつきがなくなるまでていねいに時間をかけてなじませます。
時間があるときや特別な日などは、洗顔後化粧水をつける前にホットタオルを顔全体にあててあたためると血行を促すことでスキンケア効果が高まりベースメイクがよりつややかに仕上がります。
さらに肌がカサカサして乾燥がひどい場合や粉をふいているようなときは、
クイックマッサージがおすすめです。血流を促し、角質層を整えることでスキンケア効果がアップします。
クイックマッサージの手順
①たっぷりの化粧水で肌を整えたあとお顔全体にティースプーン一杯のたっぷりの乳液をのばします。あごから耳にむかうように、中から外向きに円を描くように手のひらを動かします。そのとき指先でなく手のひら上部及び指の腹をつかいます。指先を使うと力が入りすぎます。
②額は中心から外側にむかって手のひらの上部を使い大きく円を描くようにこめかみまで動かします。
③両手のひら全体をあごから耳、目頭から耳へすべらすように動かします。力加減は、強くなりすぎないようにやさしくすべらせるように。
④額は下から上に手のひらを使って引き上げるように。
⑤鼻筋は上から下へ。小鼻、口の周りの乳液は指の腹でくるくるとなじませます。
⑥瞼と目の下は軽い力で指の腹を使って往復します。
⑦マッサージをしても乳液がなかなか肌になじまないときはホットタオルをつくり、顔にはつけず、近づけて肌表面を温めます。そしてホットタオルであたためた手のひらで顔全体をおさえます。手の甲でおさえてもちもちとする状態になったら、ベースメイクの準備完了です。
ホットタオルの作り方
ハンドタオルをぬらし軽くしぼりラップでつつみ電子レンジで50秒~60秒。ラップを開くときには、蒸気の熱による火傷に気をつけて取り出します。